挑戦状、当たり前のもの・場所を接点にする

意外と侮れないadgang。メモです
・今日この頃の施策を見ていて、消費者に「挑戦状」(challenge)を提示すると人は動くのでは?と思った。
誰もが当たり前のように使うものをコンタクトポイントにした施策って面白い。(お金、高速道路)
→接点起点で「ここで○○できないかな?」と考えてidea出すことできるかな?

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■競合車のオーナーをも魅了!高速道路利用料をひと夏“肩代わり”した露BMWのPR施策
(キャッチコピー「駆け抜ける喜び」を、大勢のドライバーに体現してもらったクレバーなブランディング策)
http://adgang.jp/2017/02/139311.html

企業:BMW
施策:BMWがオーナーの通行料をひと夏の間肩代わりしてくれるという企画

すごい:「周辺を狙う」
→車の値段を下げるのではなく、車を乗っている時に必ずネックとなる、「通行料」に着目したところ
※車を乗る中で、通行料の高さがネックとなり一般道路を走り、結果的に輸入車ならではのスピードでの運転ができる機会を失ってしまっているなと


■IKEA「Small space challenge」
http://adgang.jp/2017/02/139244.html

企業:IKEA
施策:狭いスペースの有効活用法を紹介
(MOVIEでは、IEKA自身が、狭い“スペース”をいかに居心地のいい“部屋”に変身させられるかに挑戦)


気付いた点:今日この頃の施策を見ていて、消費者に「挑戦状」(challenge)を提示すると人は動くのでは?と思った。
(LIONのトップ スーパーNANOXしかり。)


カンヌ的
■Coins of Hope
http://adgang.jp/2017/02/139196.html
“ユーロ硬貨”に新しいデザインが誕生!? 26億円相当のメディア露出を果たした児童支援団体のPR施策

クライアント:児童失踪・児童虐待センター「Child Focus」(ベルギー)
施策:20年前に行方不明になったLiam君が描かれた硬貨『Coins of Hope』を制作。ユーロ圏の国々の許可を取得し、“2ユーロ硬貨”として使えるコインを合計で100万枚流通させました。
背景:ヨーロッパでは、2分毎に子供の行方不明事件が発生している

すごい:
①実行力:コインを実際に作ったこと。 
②接点を創出:ユーロ圏の通貨・お金という誰もが使うものをコンタクトポイントにしたこと。(お金が接点になる!)
 
 

言わせる対象を変えてみる

本当は昨日の夜に投稿したかったもの😓
言わせる対象を変えてみる、と言うことで、②件めも。
 

★誰かに語らせると、言えることもある。

 
 
例)ジョージアの「宇宙人ジョーンズ」シリーズ
 
「この惑星の○○は〜○○である」
 
投影をどんな対象にするのか?と言うところは、
子供大統領のような「子供」をフックとしたものもあれば、
ジョーンズのように人間ではあるけど「宇宙人(怪奇物)」をフックとすることもあるのか。と。
子供なら、愛らしさが生まれ、
宇宙人なら、この世の中を達観できるような、目線を広げさせる不思議な効果が生まれるのかな、と思った。
(浅めでごめんなさい。。)
 
 
★目線を変えてみる。(と、愛されることもある。)
 
例①)「家でやろう。」(東京メトロ
 
 
同じマナー広告でも、対比なるものが、東急電鉄の「都会の女はみんなキレイだ。 でも時々、『みっともない』。」
 
どちらのCRも話題になったけど、前者の方が、怒られている感じがしないし、妙に納得してしまうと。
対して後者の方は言葉が強いし、本気で蔑まれている感じがある。人によってはバズったけど、「好きじゃない」という感情を残してしまう。
 
 
例②)きよらのお布団をかけてください。(ブランド卵「きよら」)
 
恥ずかしながら、初めて見たときこれがどうしてこんなにも評価されるのか、よくわかっていなかった。
けど
 
・「卵を買ってください」とありがちな生産者が言うのではなく、「きよらのお布団をかけてください」とくまちゃんチキンライス(子供の可愛い声で)に言わせる
・(卵とじを作ってそれを「お布団」と言う)
・最後に「怖さ」を作る(くまちゃんのお腹からぶすっとフォークを刺され、食べられる直前のシーンを入れる)
 
 
 
デジタル時代、こうやって広がっていくんだな、と思った事例もおまけに。
 

curazy.com

 

 

試して見たくなるような「シェアの仕掛け」を作るのも、この施策のすごいところなのだな!と思った。

 

 

以上ですm(__)m

 

事例メモ(面倒をなくして人を動かす事例)

1日1例だけでも・・

最近(といっても1ヶ月前くらい)気になった事例です。知っているだろうが、メモ。

 

事例:スマボ

企業:VOLVO(自動車)

http://www.volvocars.com/jp/buy/sales/finance/smavo

→スマートにボルボに乗れるおまとめ定額プラン

 

課題:

・リースの仕組みがとても複雑。(説明する店員も大変、理解するお客さん側も大変)

・車検やら保険やら毎度払わなければならない発生するお金がある

 

すごい:

・不定期に発生するお金の支払いを定期的なものにした。(ひとを楽にした)

・「リース」という難しい・人に一気に障壁を与える言葉をあえてつかわなかったこと

 

 

輸入車が、国産車と同じくらいの価格で手に入れられることを表し、輸入車へのハードルも下げたらしい。

ブランドイメージ的にはどうなのだろう?と思ったけど、

かつてのVW(ご機嫌ワーゲン)のように、手に取りやすい輸入車のブランドを目指しているのかな?

 

定額制が自動車で!っというところと、

CMで「スマホじゃありません、スマボです」というコピーにふと妙に印象に残ったのでここにメモ残します。

【事例】まぎゃくの方向に「何か」をずらす

飛んだアイディアは当たり前の否定を含んでいる。

(もう見慣れたけど)ソフトバンクのお父さんが人間ではなく犬など

なじみのあるものや自分の知っているものがいつもと違う、でも

ただ違うだけじゃなくて、まぎゃくだと人の注意をひく

 

ということで製品・サービスの対象年齢や、見た目、などなど

いろんなものをまぎゃくの方向にずらした事例シリーズ

(思えばトランプ氏も連日話題になってるけど、それも大統領なら普通はやらないエクストリームな態度だからですね。話題になるにはま逆の方向に、エクストリーム転換)

 

 

(1)ハッピーセットは子供だけのものじゃない

・クライアント:バーガーキング

・目的:セットメニューの販売促進

・アイディア:「大人向けの」セットを作る

・否定した当たり前:(お子様)セットは子供向けのものだ

・概要:バーガーキングがバレンタインに実施した「大人のおもちゃ」入りの

セットミール。おしゃれな文房具やガジェットが入った、ただの大人むけ、ではない。

大人向けのおもちゃ(アイマスクとか頭皮のつぼ押しとか笑)、思わずつっこみたくなる振り切ったセットおもちゃ、なのも大事なポイント。馬鹿らしくても、まずは当たり前から振り切ること、、、メモメモ

irorio.jp

・いいなポイント:子供向けの製品として世に存在するものの否定

・行動原理:口実があると人が動く(実は美味しそう、、、と思っていても子供向けだから買えなかった人に向けて口実を与える)

 

(2)見た目の色は違うのに、味は同じ

・クライアント:ドイツのビール会社

・目的:トランプ氏の入国禁止令に対する批判

・アイディア:違う色なのに同じ味のコーラをつくろう

・いいなポイント:飲み物を人に見立てたところ(果物でも出来るのかな?と思ったけど、味が変わりますもんね。飲み物だから出来る表現)

・行動原理:ファッションで人は動く(飲み物を買うだけで人種差別反対に気軽に賛同できる、透明のコーラとか色が薄いコーラって珍しいから写真に取りたい。今日はどの色にしようかなーってなる)

 

adgang.jp

 

(3)将棋の駒から漢字を無くす

・目的:初心者にも将棋を楽しんで貰う 

・課題:漢字が難しいから倦厭されがち

・アイディア:漢字をとっちゃおう!

・概要:将棋、といえば漢字のついた駒。でも実はこの漢字が将棋の普及をとめているのでは。ということで、漢字をとってその駒の動き方をあらわしたイラストに置き換えている

・いいなポイント:将棋、のアイデンティティとなる漢字の否定

・行動原理:人は複雑なものは嫌いだが、それがなくなるとハードルが低くなる??

(もう少し考察)

 

mainichi.jp

superbowl 2017気になったAD 4作品

今年のスーパーボウルのcm、人種ものが多かった(えあびー、バドワイザーなど)のはトランプの移民政策のせいかしら(´-`).。oO

(コンペお題にも何かくるかな?)

 

ということで、学ぶものがあるなと思ったsuperbowlのアドシリーズ

 

●共感をうまくいかしてる2作品

【フォードcm】

スキーのリフトに乗ってる時にリフトが止まったり、Tシャツ脱ぎたいのにこんがらがったり、かなりながーーーい渋滞に捕まったり、人生色んなstuckするピンチが出てくる(そして共感できる体験があったりするので、見てるこちらまでイライラ?する)

フォードの車であれば、そんなこともなくなるよ、というcm

http://www.adforum.com/creative-work/best-of/12420/best-super-bowl-ads-of-2017/play#34540931

 

ドメインサービスの会社?】

自分のサイトを作ろうとするデザイナーの男性。ドメイン名は、自分の名前.comにしよう!と思い検索してみたら、まさかの他に使ってる人が、、、(しかもかなりいけてない、釣り関連のサイト)

悔しい思いをした男性は、ドメイン名を譲るよう、そのサイト運営者に連絡を何とか取ろうとするというcm

(取られる前に、早く取ろうねドメイン名。がラストのメッセージ)

→サイトでIDとかパス登録しようとしてる時に、『すでにお扱いの方がいます』って出るとすごくイラっとする、同じ感覚だなと共感

(自分が普段から使ってるから、他人は使わないだろうという勝手な占有意識があるよなぁ)

http://www.adforum.com/creative-work/best-of/12420/best-super-bowl-ads-of-2017/play#34540743

 

●飛んだアイディア

【ビールbuschのcm】

山で男性がbuschの缶をあけると、プシューという炭酸が抜ける音の代わりにbuschhhhhhhと音がする(しかもずっっっっと止まらない)

→すぐに止まるプシューって音と対比して、それがずーーーーーっとつづく面白さ

→飛んだアイディアは、何かを極端に長くしたり、大きくしたり、小さくしたり(Hの肩で言うサイズを変えると人は動く)

http://www.justjared.com/2017/02/05/busch-bee-super-bowl-commercial-2017-crisp-cold-buschhhhh-taste/

 

アインシュタインバイオリンで奏でるレディガガ(ナショジオのcm)】

キャッチーさがすごい。

アインシュタインバイオリンでレディガガて!!!ってなる

アインシュタインがただバイオリンでクラシックを演奏、じゃこのインパクトはない。

 

レディガガ(今年のハーフタイムショーパフォーマー)と結びつけることで注目を集めるっていうのもあるのだろうけど、アインシュタインとレディガガ、っていう意外性がすごい。

→新しい(現代的なもの)ものと、古い(歴史のある)ものをつなげると、アイディアが飛ぶ(Hの型でいう、対比があると、人は動く?)

http://ew.com/tv/2017/2/03/einstein-lady-gaga-natgeo-super-bowl-ad/amp/

 

 

 

【事例】似て非なるものに置き換える

血が流れてる姿や、裸など、映さなきゃいけない現実が、映せないのが広告

 

それを表現するために、似て非なるものに置き換えたシリーズ

 

特徴としては、

悲惨な状況にある人や動物を表現するために、食べ物や馴染みのある童話に置き換えている

 

●乳がんのときの胸の状態を伝えるレモン

【目的】乳がん検査啓蒙

【課題】乳がんのときの胸の状態は、伝えられない

【アイディア】似た形の、果物で表現

【概要】乳がんで戦う女性が、ネットに載せた乳がんの症状を伝えるレモンのイラスト。

【いいなポイント】

みんなが【普通の状態】を知ってるレモンを使うことで、その形が違うことに対する違和感を抱かせる事が出来る

http://irorio.jp/sousuke/20170118/381427/

 

 

スーパーボウル2017で流れたturbotaxのcm

※turbotax→税金払い戻しのアプリ

【訴求ポイント】アプリがどんな時、ユーザーかどんな状態でも、使いやすいことを訴求

【アイディア】怪我をしたハンプティダンプティにつかわせる

【いいなポイント】

ハンプティダンプティは、人間同様すごく脆いことをみんな知ってる。そして人で言う血が、卵の黄身、という一眼でわかりやすい絵

http://www.adforum.com/creative-work/best-of/12420/best-super-bowl-ads-of-2017/play#34541123

 

●展開するなら?(ジャストアイディア)

人身売買を知らせるためにファーマーズマーケットで売られる野菜に人の名前と年齢を書いたふだをつけるとか(綺麗な形の野菜は年齢が若くて値段が高い)

 

 

 

 

 

 

人によって物事の見方・捉え方が変わるよなと改めて思った事例

「平凡な生活の価値転換」
~人によって物事の見方・捉え方が変わるよなと改めて思った事例

タイトル  :「GOSH "Ordinary World"」
http://www.campaignlive.co.uk/article/great-ormond-street-hospital-welcome-ordinary-world-amv-bbdo/1422195

クライアント:グレート・オーモンド・ストリート病院
※バリー卿が著作権を寄付したことでも知られる19世紀に設立したイギリス初の小児病院「グレート・オーモンド・ストリートこども病院(GOSH)」。
※無料の国営医療でイギリスで最大の小児科の病院です。

広告会社  :AMV BBDO (イギリス)
インサイト:子供は皆、入院生活から逃れたい(何日、何か月も入院生活を送っている子供がいる)

取り組み:退院後の患者さんが、the ordinary worldに戻る重要性に焦点をあてたもの。エグゼキューションはフィルム。、
スーパーマーケットでの買い物やバスに乗るような日常の1シーンを、すばらしく爽快な経験であるとイメージ付けした。

人の気持ちはどう変わるか:(入院中の子供)希望を持ち続ける、普通の生活(入院する前)を忘れない

プランニング的に興味をもったところ:
・日常の生活に目を向ける。
・健康に過ごせている人にとっては当たり前のシーンだけど、他の人(ここでは患者)の視点で、物事を見るって視点は大事だよな、と

(当たり前だが、、)

メモ:
・国営病院の位置づけ(イギリス、ロンドンの人にとって、一般経営の病院と比べてどんなサービスの違いがあるの…?)

・そもそもですが、海外の病院はマーケティングの考え方の元経営されているのかという驚き(広告会社が課題解決を手伝う)があった。
病院にコンテンツマーケターやらブランドディレクターがいること自体に日本人の私は違和感…!日本と海外で病院に対する印象って少なからず異なるところがあるのかな?と思ったり…

・イギリスという国は、Fund Raising(募金)を目的とした様々なチャリティーイベントが上手に行われる国だそう~(なの?)


めものようになってしまいましたが、以上ですm(._.)m