memo
<プロモならでは>
【Case Study】 STRAIGHT OUTTA(ラップでいう「〜育ち」的な)
【クライアント】ビーツ(ヘッドフォン)
【広告会社】 R/GA HUSTLE, LOS ANGELES
【課題】 STRAIGTH OUTTA COMPTONという映画のプロモーション
【インサイト】STRAIGHT OUTTA COMPTONという有名なラップの歌詞はコンプトン出身の人でなくても、誰しもが地元に誇りを持つものだ
【IDEA】 STRAIGHT OUTTA〜という自分のオリジナル画像を作れる
【RESULT】セレブ、ホワイトハウスや企業までもが自主的に参加するキャンペーンに発展
【すごいと思ったポイント】
・自己主張がしたい!自分の地元に誇りがある!という隠れた想いに着目した
・ウェブの画像を作るだけという簡単な仕組みに比べて、キャンペーンの広まり
・ BRAINBAND
サムスン。
アメフトでぶつかりあった選手の脳への
インパクトが大きい⇨
ぶつかった後にその震度的なものをレフリー、コーチ、
その他の人に瞬時に知らせて試合を継続するか止めるかを判断でき
るデ
バイスを開発
・ すごいと思ったところ
今まであまり注目されなかった分野に入り込んだ
・ SEA HERO QUEST
・ 痴呆を解明するために必要なデータをアプリゲームで集める(「GameForGood」ゲームの内容も父が無くした公開の記憶を取り戻しに息子がいく)ゲームイベントを開くなどした
・すごいところ
GameForGood(善行のためのゲーム)という新しい分野
データが容易かつ大量に集まる
・ #WHOIS THEKING
フランスにはマックが1300件もある⇄バーガーキングは60件もない
⇨これを良いことにマックは比較広告を展開(ビデオ広告。道の標識に「マック:この先5キロ」バーガーキング「このさき3キロを右に、その次9キロを右・・・・・」というのを作った)⇨これに対しバーガーキングが反応「ビデオを作ってくれてありがとう、でもね、まだその広告完成してないよ」といって続きを作成し対抗。⇨続きの内容は、マックにドライブで行った人がコーヒーを頼み「この先長いからトールサイズで」と注文⇨その後バーガーキングに行く「Thanks for being everywhere, McDonalds」
(Whopperを食べに行く人が長い道のりコーヒーを飲めるよう色んなとこにいてくれてありがとね)というメッセージ
・ すごいポイント
比較広告で中傷をされても、あえてそれを逆手にとってさらに上を行く広告をうつ
(リアクション芸の極み、、、!)
・ THE BABY STROLLER TEST-RIDE BY CONTOURS 大人が乗る
赤ちゃんはベビーカーの乗り心地伝えられないし、大人は乗れない
・ すごいと思ったポイント
・ 今まで「あかちゃん視点で選ぶ」ということが(おそらくあまりなかったであろう)ところに「乗り心地」という視点を入れた
・体験できないと、暗黙の一致で思われていたことを実現させた、大胆さ
・ LANDCRUSER EMERGENCY NETWORK(TOYOTA オーストラリア)
・ オーストラリアのとある地域には危険が多いにもかかわらず電話が通じないところが多い。⇨そのを見渡せばランドクルーザーがたくさん走ってる⇨ランドクルーズを緊急連絡用のホットスポットになる(携帯から25km以内に入るランドクルーザーが緊急連絡を受信⇨別のランドクルーザーに、、、を繰り返し外界にいる人にその連絡が伝わる⇨山火事などの緊急対応が可能に
・ すごいところ
コミュニティのために存在する車に(ただの移動手段を越えた存在に)
・THE REVERSED TRAILER
・ ・ために、トレイラー付きの車が逆進する動画をオンラインで配信(ネットでその機能の詳細がみれるように)
・ すごいところ
車の性能を非常識的な方法で表現(一件危険だが、性能が高いからこそ安全にできる)
【プロモ部門共通点】
★ ブランドやビジネス、業界が今までにやったことのないような大胆な施策を行っているか否か
★ 大事なのは「コミットメント」。つまり、どれだけの覚悟が必要だったのか。
★ 行動を変える、人と人とのエンゲージメントを高めるだけでなく、どれだけバリューを足すことができるか、どれだけスケールするかなど具体的な成果を評価
※参考:プロモ部門審査員TBWA\HAKUHODO細田高広と博報堂 志水雅子記事http://www.advertimes.com/20160622/article227850/
【インテグレーテッド部門の共通項】
★既存の業界に捕われない取り組み 業界としてやってること(真似をする)
★アクティベーション(人が動く)
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【インテグレーテッド部門にしかないショートリスト作品(=部門の特有の傾向がわかるかも?)
A01/081 00180 SUGAR DETOX 、 MARCEL Paris FRANCE
フランス人は推奨量の3倍の砂糖を摂取している。その結果糖尿病や心臓発作の可能性が高まっている。そのためにフランス大手のスーパー(インターマルシェ)が糖分を-5%〜-50%まで5%刻みで減らしたヨーグルトを発売。⇨店頭でも試食を行ったり、新聞広告でも展開⇨みるみる売れていった
A01/089 00146 FREE THE KIDS UNILEVER PERSIL / OMO MULLENLOWE GROUP London UNITED KINGDOM =ブロンズ受賞
囚人が外で過ごす時間の長さよりも子供たちのほうが外で過ごす時間が短い(室内でゲームばかりしているから)というファクトを発見。子供を解放しよう、というメッセージ
⇨その内容をドキュメンタリーにし、プリズンで撮影(外に出ることの重要さを囚人に語ってもらう)
⇨プラットフォーム(コンテンツは何して遊んだらいいかなど)立ち上げたり、インフルエンサーに子供用囚人キット(子供サイズのオレンジの囚人服に靴に、、、)おくったりした
・ すごいと思ったところ
ファクトが面白い(今までに聞いたことのない全く新しい視点・ショッキングな視点)
※ファクトは面白いけど世間が実際にどう動いたか見えてないのが足りてないのがおしい
A01/094 00243 WHOPPER SIGN BURGER KING FAST FOOD RESTAURANT DAVID Miami USA
アメリカで「手話の日」を記念してバーガーキングのwhopperを表す手話のサインを考えたい!とバーガーキングのキングからメッセージを発信⇨一店舗を手話仕様に(メニュー、看板すべて手話が書いてる)⇨お店に来た人にキングがwhopperの手話サインを聞いたり、テレビスポットでもサインを求めてるよ!という内容を流した⇨多くの手話のサインの提案がSNSの動画を通じて集まり、すべてに対してキングが手話動画で返答した
・ すごいと思ったところ
今までどこの企業もやってこようとしなかった「手話」への取り組みをCMも用いて大規模に行った
生活者からの反応がきちんとあり、それに対して返答も行った(対話ができている)
A01/103 00217 THIS BIKE HAS MS MS AUSTRALIA MS GREY MELBOURNE AUSTRALIA
※MS(multiple sclerosis)とは多発性硬化症(歩行困難)という難病のこと
MS患者をサポートする団体が、多発性硬化症の症状を理解してもらうために、その症状を落とし込んだ自転車をつくった(バイクメカニストから、オリンピックバイクサイクリストなど色んな人が協力して作成)⇨チャリティーバイクイベントでオリンピックサイクリストがその自転車に乗って走行(オリンピック奏者ですら乗りこなせない、すごく走りづらい仕様であることが伝わる)⇨その様子や自転車がニュースで取り上げられた(実際にレポーターが自転車に乗るなどした)⇨日本やスイスなど他国でも自転車が作られた
・ すごいと思うところ
症状を理解してもらうために、自転車に落とし込む表現方法(多くの人が自転車に乗ったことがあり、理解しやすい)
国を超えて他国でも同じ取り組みが広まった
A01/217 00137 THE NAKED UTE VOLKSWAGEN AUSTRALIA AMAROK DDB Sydney AUSTRALIA
オーストラリアの荒い道でもフォルクスワーゲンの新車が走れることを示したかったが、VWの車は現地の人にとっては正直微妙だった(荒い道を耐えられなさそうと思われていた)⇨そこで機能を評価してもらうために、ブランドがどこかわからないようファサードを全部取り払って中身をむき出しにした車をつくった⇨オーストラリアンに荒い道や水たまりを試乗してもらう(「乗り心地最高だね!」)⇨その様子をFBで展開(ブランドはあくまでも隠したまま)⇨どこのメーカーの車かを当てるキャンペーンを実施⇨最終的にVWでした!というネタばらし
・ すごいと思ったところ
「ブランド」という大事な部分を隠してのキャンペーン(大胆だけどその機能への自信が現れている)
どこのブランドかを当てるクイズをすることで、車好きたちの心をくすぐった
01/232 00157 CRACKER CUTTER 021'INTERNATIONAL RITZ CRACKERS FCB Toronto CANADA
リッツは形も大きさも完璧だった、ただトッピングの大きさが合わずうまく乗せられないという問題が一つ残っていた⇨そこでリッツにフィットする大きさにトッピングを切れる、トッピングカッターを作成⇨公式FBで広告を打ったところ約16分で完売⇨8万個以上追加生産⇨クリスマスシーズンにプロモーション(ラッピングやバス停)⇨「sometimes,the perfect idea isn’t an ad. Its kitchen utensil」
・ すごいと思ったところ
結構普通っぽいことをすごくお茶目に誇張したビデオになっている
みんながなんとなく不便に思っていたところをうまく突いた
完璧なアイディアは広告ではなく、キッチン道具の時もある!というメッセージ
A01/246 00147 UNACCEPTABLE ACCEPTANCE LETTERS THE HUNTING GROUND THE HUNTING GROUND GOODBY
SILVERSTEIN & PARTNERS San Francisco USA
アメリカでは5人に一人の女性が大学で性的暴行を受けているにもかかわらず、大学はその事実を抑制することにしか注力していないという事実を広めるべく映像制作会社がキャンペーンを打った⇨大学合谷通知がきたときのリアクションをYoutubeに載せる人が多いなか、同時期に「合格おめでとう!でも残念だけど入学したらレイプされるし、私たち(学校)はそんな訴え無視するよ」といった内容の通知文を読み上げる様子を、合格通知の際を真似したリアクションでYoutubeにアップした⇨大学を選んでレイプを受け入れない旨を表明する懇願書に署名ができるHPを作成⇨大学が反応をした
・ すごいとおもったところ
今まで闇に隠されていた真実を暴いたキャンペーン
キャンペーンを打つタイミング(大学合格で将来に期待をしているときに現実を伝えた)
実際に学校を動かすことができた
A01/151 00163 JUSTINO、 APUESTAS DEL ESTADO CHRISTMAS LOTTERY LEO BURNETT Madrid SPAIN
マネキン工場で働く男性のクリスマスアニメを作り、その主人公のインスタアカウントをつくり、工場のFBアカウントもつくった
・すごいとおもったところ
正直コンテンツ頼りなところもあるが、アニメでなくリアリティを持たせるためにインスタなどFBアカウントを作ったところは面白かった
生活者から「JUNISTO(主人公)いなくならないで!」といった声が多く集まった