【事例】『敢えてこの人』に新たな役割を。編
ある課題がある中で、あえてこの人(層)に新たな価値を与えることをアイディアにしたもの
1、ホームレスへの募金(MY LONDON campaign)
【課題】増加するホームレス(過去5年で倍増)
【目的】ロンドンに住むホームレスへの募金と、社会復帰支援
【インサイト】ホームレスは汚くて、働かない。怠け者だ。(という思い込み)
【アイディア】ホームレスこそ、ロンドンの街を熟知している。彼らにカメラを渡すことで、普通の人は気づかないロンドンの景色を収めてもらい、カレンダーにする。
【博報堂の行動パターン】限定されると人は動く(ホームレスが撮った、という限定感)、口実があると人は動く(自分の見たことのないロンドンを収めたカレンダー)
【概要】
FUJIFILMがロンドンで行なっているプロモーションの一環。ホームレス100人に使い捨てカメラを渡し、その写真の中から良かったものをカレンダーにして、売る。売り上げはホームレスへの募金や、センスの良かったホームレスにはアートを学ぶ機会を与える。
【おもしろいと思った点】ホームレスってかわいそう、こんなに大変な生活してるんだよ!っていうキャンペーン(homeless collectionでしたっけ)みたいなものでなく、あえて彼らが持つプラスの面にフォーカスしているところ。
URL
2、I am a witness campaign
【課題】snsやYouTubeのコメント欄などに溢れるcyber bullying
【目的】みんなで力を合わせて止めていく
【インサイト】イジメを見ている周辺の人は、なんと言って止めたらいいのかわからない
【アイディア】イジメを目撃してるよ、あなたの今の発言はイジメだよ!ということを、絵文字👁🗨にしちゃう
【概要】イジメを止められるのはイジメられてる人、いじめっ子、ではなく、それを目撃している人だ、と敢えて周辺層にその役割を与えている。
【博報堂】名前をつけると人は動く(👁🗨この絵文字、何に使うの?って感じだけどこのcpにより役割を与えられている)
【おもしろいと思ったポイント】周辺層はイジメを止めなきゃと思うけど、どう止めたらいいのかわからない。という行動チャンスがある。
イジメに対して、文字で注意するよりも、
👁🗨を打つ方が気持ち的にも軽く伝えられる
URL
http://shortyawards.com/8th/i-am-a-witness-bullying-prevention-campaign