【事例】見えそうで見えないパンチラの心理で人は動く
「依存症ビジネス」で、「欲望は、何かを手に入れた後、それを消費するときの気持ちよりも強い」とあり、その例としてあげられていたのがストリップビジネス。
触りたい、と思っても触れるのはご法度、そこに依存症のようにハマる人(ふと思えばパンチラの気持ちも同じ原理)
ということで見たいけど見れない!でも見たい!の欲望を上手く使った事例3つ。
博報堂のやつでいうと、どれも「挑発すると人は動く」「本気が見えると人は動く」
1)dysonの採用テスト
【課題】履歴書や面接での採用でなく、ポテンシャルがある、同じ考え方で問題を解ける人を採用したい
【アイディア】ブリーフビデオをテストの1つにする
【概要】55秒ほどのブリーフvideoでdysonのphilosophyを語りつつ、今回の採用課題「RETHINKERS」を説明。RETHINKERSをクリアすれば、ダイソンのトップシークレットキャンパスに参加し、CEOに会える。でも、そのためには、毎ステップをクリアしなければならない。「このビデオの中に全てのチャレンジへの鍵がある。見つけることと、それを解くことはまた別だ。ようこそ、ダイソンのRETHINKERSヘ」という言葉でビデオが締められる。
【行動スイッチ】答えがありそうでない、見えそうで見えない!
【いいと思ったところ】ビデオがかっこいい(単純)あと、最初に「このビデオの中に全ての〜」と言わず、最後の最後にいうことで、何回も繰り返して再生してしまう(え?あった?鍵?どこ?ってなる。)
2)レミークアントロ
【クライアント】レミークアントロ(という超高級お酒メーカー)
【プロダクト】ルイ13世(という超高級コニャック)
このコニャック、100年物のブランデーをブレンディングするほど、こだわりのある製法で作られている。このcraftmanshipを伝えたいというメーカーのお題
【アイディア】100年後に公開する映画を作ろう!
【概要】2215年に公開する壮大な映画を作り、トレーラーのみ公開。「映画は見られない試写会」を行い、ハリウッドスターをたくさん呼ぶ
【行動スイッチ】トレーラーまでみれて、壮大な映画で、見てみたい!のに見られない
【いいと思った点】お金がかかってそうで、壮大で面白そうな内容なのに!見られないもどかしさをうまく生かしたPR
3)Unileverの「歯磨き」行為普及キャンペーン
【課題】歯磨きブランドを子供に広めるために、「歯磨き」という行為をきちんと定着させる
【アイディア】連続アニメを配信する
【概要】facebookのメッセンジャー機能を生かして、アニメを一日一話配信。だけど、歯磨きのチャレンジ?(内容がわからず、、、クイズ&歯磨きの行為かな?)をクリアしないと、エピソードを見られない。子供はアニメが見たいがために、毎日歯磨きをする。
【行動スイッチ】子供は連続アニメを一話みると、何としてでも続きも見る
【面白いと思った点】大人よりも子供の方が欲望に対する免疫が弱いから、欲望のためには何としてでも努力する。これはその欲望を習慣をつくるきっかけにうまく利用したなぁとおもいました!