グッドデザイン賞にいってきた。人が動くしくみとは

グッドデザイン賞の展示会に行ってきました。特に注目したのは「コミュニティ」のデザインと「食」のデザイン。

いずれも、まずは「あたりまえを疑う」から設計がなされているなと感じたとさ。

受賞作品を中心に、一部紐解きますとさ。

 

■「コミュニティ」のデザイン

「場を作る」と人は動く

①トーコーキッチンの「入居者専用食堂」

www.homes.co.jp

 

→賃貸住宅の差別化。ただの住む部屋の提供のみならず、住む人同士の場の提供に貢献、公共的な価値向上に貢献しているなと。

実家を離れて特に思ったけど今の日本のご近所関係って、隣に誰が住んでいるかもわからない希薄なものだと感じている。その中での取り組みは「同じ釜の飯でつながる」安心感の提供がある気がした。

②森岡書店「1冊の本しかおかない本屋」

→書店の役割の価値変換。本を探すための場所から、本好きと出会う場所へ。

kurashi-to-oshare.jp

 

③(ノルウェーw)Juvet Landscape Hotel「国境を越えた夕食会」

→ホテルの役割の価値変換。旅する時間において、PRIVATEな時間に「PUBLIC」な時間を組み込む

 

「Juvet Landscape Hotel dinner」の検索結果 - Yahoo!検索(画像)

 

■「食」のデザイン

「形を変える」と人は動く

 

食に関する受賞作品はプロダクトデザインが中心のため社会を動かす~ってほどの効果はないけどなるほどな~と感じるものがおおかったのでめーも。(そろそろハローウィーンパーティに行かなければならないので、URL省略)

 

①石川県産の特殊なにんにく?のびん あいまい(笑)

→使いにくい食材ゆえに、びんのパッケージにレシピをのせた。商品を手に取ると同時に「私にもできるかも!」という背中をおしてあげる設計がうまいな=と印象に残っただよ

パッケージって広告のように一方的にそのものの情報をうたうのが大半だけど、こうやって、人の今日の献立何しようという半永久的な考え事にすっと入っていける情報も提供できるのか、と。

②小麦粉を小さなボトルにいれて販売

→ふつうは紙パックで売られているけど、ボトルにいれて販売。形状を変えるだけで、新しい小麦粉の使い方を提案できている気がしてすごいなと感じた。

(調味料としてひとふりするとごはんがおいしくなるよ、などのCMクリエイティブ)

ガリガリ君 味を変えて販売

形というか、味にフォーカスしてしまったwが、パッケージがかわるということでカタチにカテゴライズ。期間限定の味を定期的に出すことで消費者に期待感を醸成するし、ステークホルダー内(営業と流通の会話)でよい影響がでるな、と感じた。この③ガリガリ君は別途SP研修を受けた時のまとめ記事で使います~

 

 

時間なくて全部は見切れなかったのだけど、デザインという言葉の幅はすごく広い、広がっている気がした!

あといろいろ見ていて、

◆社会課題の、その中心にいる人はどんな人なのか?どんなお困りごとを持っているのか?

◆「持続可能性」ってどうやったら作れるの?その法則性ってあるの?

(これはICTにより親と子の「愛情のサイクル」を生み出すR社のサービスの事例みててフと思ったこと)

 

こんなことももう少し考えたいなと感じましたとさ。

普通の日記みたいになってしまいましたが、以上で発表を終わります。