【事例】まぎゃくの方向に「何か」をずらす
飛んだアイディアは当たり前の否定を含んでいる。
(もう見慣れたけど)ソフトバンクのお父さんが人間ではなく犬など
なじみのあるものや自分の知っているものがいつもと違う、でも
ただ違うだけじゃなくて、まぎゃくだと人の注意をひく
ということで製品・サービスの対象年齢や、見た目、などなど
いろんなものをまぎゃくの方向にずらした事例シリーズ
(思えばトランプ氏も連日話題になってるけど、それも大統領なら普通はやらないエクストリームな態度だからですね。話題になるにはま逆の方向に、エクストリーム転換)
(1)ハッピーセットは子供だけのものじゃない
・クライアント:バーガーキング
・目的:セットメニューの販売促進
・アイディア:「大人向けの」セットを作る
・否定した当たり前:(お子様)セットは子供向けのものだ
・概要:バーガーキングがバレンタインに実施した「大人のおもちゃ」入りの
セットミール。おしゃれな文房具やガジェットが入った、ただの大人むけ、ではない。
大人向けのおもちゃ(アイマスクとか頭皮のつぼ押しとか笑)、思わずつっこみたくなる振り切ったセットおもちゃ、なのも大事なポイント。馬鹿らしくても、まずは当たり前から振り切ること、、、メモメモ
・いいなポイント:子供向けの製品として世に存在するものの否定
・行動原理:口実があると人が動く(実は美味しそう、、、と思っていても子供向けだから買えなかった人に向けて口実を与える)
(2)見た目の色は違うのに、味は同じ
・クライアント:ドイツのビール会社
・目的:トランプ氏の入国禁止令に対する批判
・アイディア:違う色なのに同じ味のコーラをつくろう
・いいなポイント:飲み物を人に見立てたところ(果物でも出来るのかな?と思ったけど、味が変わりますもんね。飲み物だから出来る表現)
・行動原理:ファッションで人は動く(飲み物を買うだけで人種差別反対に気軽に賛同できる、透明のコーラとか色が薄いコーラって珍しいから写真に取りたい。今日はどの色にしようかなーってなる)
(3)将棋の駒から漢字を無くす
・目的:初心者にも将棋を楽しんで貰う
・課題:漢字が難しいから倦厭されがち
・アイディア:漢字をとっちゃおう!
・概要:将棋、といえば漢字のついた駒。でも実はこの漢字が将棋の普及をとめているのでは。ということで、漢字をとってその駒の動き方をあらわしたイラストに置き換えている
・いいなポイント:将棋、のアイデンティティとなる漢字の否定
・行動原理:人は複雑なものは嫌いだが、それがなくなるとハードルが低くなる??
(もう少し考察)