cnns intgrtd 2017
intgrtdのcnns2017分析(only GRANDPRIX/GOLD/SIVER/BRONZE)
全体的に既存の手法とは異なる手法で何かが使われていたり
その業界の通例に反する手法が受けているのかなと思いました。
- Boost Your Voice – Equal Voting Access for All
【目的】Boost Mobileが誰にでもアクセスでき、店舗がたくさんあるとアピールする
【課題】たくさん店舗があるのに、なかなか注目されない
【アイディア】店舗を、足を運びたいのに運べない場所の代わりにする
【インサイト】人は長い列に並びたくない
【概要】投票したいのに投票所が少なくて投票までに数時間並ぶ、結果
投票時間内に出来ない、という社会課題を解決すべく、
Boost mobileの店舗を投票所にした
【いいなポイント】
・店舗が投票所になるという選挙では今までにない取り組み
・Equal accessやvoiceといった内容と、Boost mobileの接点
(Boost mobileがやる意義がある)
【応用ポイント】
・人が並びたくない、いきたいのにいけないという行動チャンスを、どこにでもあるものや店舗と結びつけた点
- The Child replacement program
【目的】養犬の促進
【課題】犬を養子に受け入れるきっかけがない
【アイディア】子供の自立を犬を飼うきっかけにする
【インサイト】子供が自立した後は第二の人生として新しいことを始める
【概要】
OOHや、ウェブムービー、HP、DIYで子供の着ていた服を
犬用にリメイクのhow to、などで展開
【いいなポイント】
・Replace my childという思い切ったコピー
(大事な人にReplaceという単語はなかなか使わない)
・Programにすることで、色々な展開が可能に
【応用ポイント】
・新しく誰かを受け入れるときは、抜けた存在やほしいと思われている存在に取って変える(だから今回のケースは結婚よりも卒業よりも、子供の自立した親がbetter)
※たとえば海外のおじいちゃんがオンライン英会話の先生になるプロモーションとかもあったけど似た手法?
- Cheetos museum(PRのほうで見るので割愛)
【目的】
【課題】
- Bradshaw stain
【目的】スーパーボウルで視聴者を巻き込む
【課題】スーパーボウルはいろんな会社のCMがあるため埋もれがち
【アイディア】Twitterでネタになるようにタレントをいじる
【インサイト】有名人のミスはTwitterで広めたくなる(typoや鼻毛が出ているなど)
【概要】CMに入る前のコーナーでわざと解説者のシャツに汚れをつけて、Twitterで話題にさせる。
その後にTydeのCMを入れる。
【いいなポイント】
・Twitterで人がつぶやくことの特性を活かしている
・CM外から仕込むことで注目を集める
【応用】
・有名人やメディアのミスはTweetしたくなる
※たとえばTrumpのtweetで話題になった「covfefe」。本当はcoverageって打ちたかったらしいのにあっという間にトレンドワードに
※HIVの存在を知らせるためにHIV coverterみたいなのをニュースサイトで作る(typoがHIVになってる)っていうプロモーションもそういえばあった
- Pitching French Films to Hollywood(PRのほうで見るので割愛)
- DID YOU MEAN MAILCHIMP? (PRのほうで見るので割愛)
- HUNGERITHM(PRのほうで見るので割愛)
- NEW AND NOT IMPROVED
【目的】長年愛されていたチーズマカロニの材料をnon artificial flavorに変える
【課題】味が変わったとファンから批判が来る
【アイディア】レシピを変えたことを言わない
【インサイト】言われないと気がつかない(言われると気になる)
【概要】チーズマカロニのレシピを変えるも、それを秘密にし、
3ヵ月後に実は変えていました!というCMを流す
【いいな】
・企業は何かが変わったらすぐに発表するけどあえてタイミングをずらした点
・言われないと気がつかない(誰も気がつかなかった面白さ)
【応用】
・実は~でした っていう狐に顔を摘まれた気持ちにさせる手法
(人の名前を伏せたり、発表の時期をずらすなど)
- PRICE ON JERSEY
【目的】セール期間の売り上げをあげる
【課題】セールの値段を見て貰えない
(元の単価が安いwalmartだからあまり注目して貰えない)
【アイディア】みんなが注目する数字に置き換える
【インサイト】サッカーは選手がよく見えないから背番号で選手を見分ける
【概要】
サッカーのユニフォームの番号をセール商品の値段にし、それぞれの選手の背中に
商品名を書いた
【いいな】
・サッカーはユニフォーム番号で選手を識別するから絶対に番号を見る
・どの選手が何の商品か、などそれぞれ割り振られていると気になる
【応用】
・人が注目する数字を置き換える