直前対策

結果を分析です。こちらは、ヨーロッパの、ぴーあーるう部門です。
 
●Girls Of Paradise(フランス)
トラブルの実態を、「罪サイト」で買春する男性側に伝える取り組み
 
http://girlsofparadise.sex/ (実際のサイト)
 
<クライアント>
フランスで活動する、売春・風俗・水商売による人身売買や暴力などのトラブルから女性を守る団体「Le Mouvement du Nid
 
<背景>
・買春は、お金を払うことによる残虐行為・性的暴行の引き金になっている
 
<課題>
・(ファクトベース)
買春している人は、自分が負のエコシステムに参画していることに気がついてない
→「なるほどね!」な課題
 
<施策概要>
・偽の女性紹介サイトを作り、そこにアクセスさせる
・買おうとした女の人が実は既に死んでいて、その原因がお客さんや買春斡旋者
 
<成果>
・国の道徳感に影響を与えた
・フランス政府が動いた
 
<考察>
・実感させる
・かつての「Sweetie」もそうだけど、FACE to Faceではなく、オンライン上での架空の女性を使うところがミソ?
・ショッキングな結末を伝えられる仕掛け。
→「リアルなストーリー」で感情換気
→「ノンフィクション」って人を動かすタネになるのかもなあと。
(戦争を舞台にした映画で人の心が動いたり、Always三丁目の夕日みたいに昔の当たり前な日常シーンで人が動いたり)
 
・買春者の置かれている状況って、闇の世界から明るみになることあんまりないよね、買春と貧困ってリンクしていたりするけど、そこらへん意外とみんなが知らないことだよね。アンダーグラウンド・・・
 
これに関連した備考だけど、この本とても読みたい 
 
 
●SUPRISE SELECTION(ベルギー)
 
メディア費を使わずに、話題を獲得
あんまり好きな取り組みでないので、浅く記します。笑
 
<クライアント>
SPECIAL OLYMPICS
 
<施策概要>
知的障害を持つ8人の選手をメンバーに投入。
→社会参加
 
<考察>
完全な主観だけど、disabilityを賞とる目的で「利用」してたらなんか嫌だなあ。。。
その思い前提の上で。
 
・法則:「人を入れ替える」
この事例:サッカーメンバーのうち数人をdisabilityにする
応用できる:機内のお客さんを〜/内閣府を〜/人気アイドルグループを...
自分が宇宙飛行士の一員になれる、とかもそうだね。元祖キャンペーン
 
 
●#PAINTBACK
 
あとで読む「These are the new symbols of hate」
 
ちなみに日本は笑
 
<クライアント>
LEGACY STORE BERLIN(ベルリンの美術用品店)
 
<施策概要>
卍のバックペイント(symbols of hate)を、graffiti pieces of joy.にしようという施策
(flower pots, animals, flies, busting bubbles)
 
<結果>
open-mindedness reclaimed the streets.
 
<考察>
・世の中を大きくかえる取り組みではないけど、心が穏やかになる( ◜◡ ◝ )というか、いい気持ちになれる取り組みだな思った。
 
・マイナスの記号をペイントで見てくれを変えて、別の形・意味にするのが面白いと思った。
 
・そもそも、卍にどんな意味があるか知らなかった・・
そういった意味を持つ「記号」を知りたいーー
(fingers crossedでグッドラックとか、そういうやつも含め)
 
記号を使った事例だと、
・事例の名前忘れちゃった・・・レストラン行った時、ナイフとフォークを斜めにおいて食べ終わりのサインを示すんじゃなくて、別の置き方をして募金しますよ、の表明する施策あったよね、それとかはっとおもいついた・・・(こうやって頭の中のストックを増やしていかなきゃだね(**))
 
 
LIKE A GIRL EMOJIS
 
<クライアント>
P&G
 
<施策概要>
調査結果によると、絵文字を使うのは男性より女性の方が多い
 
<考察>
・だんだん集中力が・・・w
絵文字にも男女格差がってとこ意外と盲点だった!
サーフィンをしたり、ロックミュージシャンのように歌ったり、マッチョポースをする女性の絵文字があってもいいじゃないか。と。メッセンジャーなどでも今やgender equalityに考慮した絵文字が増えているんだね
 
ブランドの観点から言うと、Alwaysは徹底的にteenの自尊心や思春期ならではの気持ちに寄り添うブランドです!って言うことを体現しててすごくマーケティングとしてうまいと思った・・・!
 
これに関連した私的な実感からいうと・・・w
ファーストバイト」ってもう時代遅れだよな〜と思う。
ファーストバイトにはもともと意味があって、
新郎から新婦への一口は「一生食べるものに困らせないから」、新婦から新郎への一口は「一生おいしいものを作ってあげる」という意味が込められています。
 
なんだそう。
自分が結婚式する時、私もでかスプーンでケーキ食べようかなww
 
最後考察になってない。。
 
一旦こんな感じで。この更新が今週一週間順調にできますように。なむなむ。
 
 
 
 

 

わかる人にわかればいい(media)

時間がなかったら太文字だけ要チェックしてね

 

課題の設定は、共通することとして、

「確かにそうだよね!」と思える指摘ができるかどうか。だった。

 

起点は少し異なっていて、

①は「教育」のそもそもを洗い出し

②は「発展途上国女子の」一般論考察

③は途上国から対比させ「先進国」に対象設定→一般論(①に近い)

でした。

 

ゴールへのアプローチは、

①募金を自然に取り入れる(本人たちは募金をしている自覚がないに等しい)

②募金をした実感を作る(インサイトをひっくり返しただけ、このやり方はそれはそれでいいとのこと)

③教育を受けられないときの実感を作る

 

でした。③だけ募金から入ってない。

 

IDEAの作り方は、

共通するものとしては

★シーンを新たに創出する

★日常のシーンに切り込む

これができている、かつ

モチーフが全人類共通かつ大きい

だった。やはり・・・

 

モチーフ詳細でいうと、

①卒業

②仕事

③本屋 (女性作家)

*①②と比べると小さいけど、我々がこないだ出したおしゃぶりのようなプロダクトよりもだいぶ広い

 

 

③は、先日話していた「モチベーションデザイン」だな、とおもった。

(教育受けられない時ってどうなる?どんな気持ちになると思う?と考えるきっかけを作っている)

 

 

NEWSWEEKやらクーリエやらナショジオ手に取るかな笑

広い視点を持てるようになりたいね、

プロダクトを普段仕事で扱っていて、つい狭い起点で考えがちな我々だからこそ。

 

<考えてみたいな>

・シーンを新たに創出した事例(シーンも何パターンかありそうだ。ああ会社休んで集中研究したい笑)

・日常のシーンに自然に入っていった事例(それこそこないだのロタすでファイナリストになってた「祝日を増やそう」みたいなやつとかだよね)

・「確かに!」と読み手に思わせられる課題の切り取り方

・募金という行動をするために必要なモチベーション(きっかけ)

→①では「大切さ」「ありがたみ」でしたが

 

---

うーん、募金するための〜とか課題には色々あるけど、それは1手段(例)でしかなくて、審査員は、若者プランナーの行動設計(どんな考え方で人の行動を変えさせるのか?)をみているのだろうなと思った、少なくともこの部門においては。

「そのIDEAは誰をどう動かすのか?」ここはずっと意識しておきたいね。

 

90分(いや正式には60分かもな・・・)真剣に考えるのって疲れるね。。。

脳が疲労してるので出かけます、以上取り急ぎ!

挑戦状、当たり前のもの・場所を接点にする

意外と侮れないadgang。メモです
・今日この頃の施策を見ていて、消費者に「挑戦状」(challenge)を提示すると人は動くのでは?と思った。
誰もが当たり前のように使うものをコンタクトポイントにした施策って面白い。(お金、高速道路)
→接点起点で「ここで○○できないかな?」と考えてidea出すことできるかな?

↓↓


■競合車のオーナーをも魅了!高速道路利用料をひと夏“肩代わり”した露BMWのPR施策
(キャッチコピー「駆け抜ける喜び」を、大勢のドライバーに体現してもらったクレバーなブランディング策)
http://adgang.jp/2017/02/139311.html

企業:BMW
施策:BMWがオーナーの通行料をひと夏の間肩代わりしてくれるという企画

すごい:「周辺を狙う」
→車の値段を下げるのではなく、車を乗っている時に必ずネックとなる、「通行料」に着目したところ
※車を乗る中で、通行料の高さがネックとなり一般道路を走り、結果的に輸入車ならではのスピードでの運転ができる機会を失ってしまっているなと


■IKEA「Small space challenge」
http://adgang.jp/2017/02/139244.html

企業:IKEA
施策:狭いスペースの有効活用法を紹介
(MOVIEでは、IEKA自身が、狭い“スペース”をいかに居心地のいい“部屋”に変身させられるかに挑戦)


気付いた点:今日この頃の施策を見ていて、消費者に「挑戦状」(challenge)を提示すると人は動くのでは?と思った。
(LIONのトップ スーパーNANOXしかり。)


カンヌ的
■Coins of Hope
http://adgang.jp/2017/02/139196.html
“ユーロ硬貨”に新しいデザインが誕生!? 26億円相当のメディア露出を果たした児童支援団体のPR施策

クライアント:児童失踪・児童虐待センター「Child Focus」(ベルギー)
施策:20年前に行方不明になったLiam君が描かれた硬貨『Coins of Hope』を制作。ユーロ圏の国々の許可を取得し、“2ユーロ硬貨”として使えるコインを合計で100万枚流通させました。
背景:ヨーロッパでは、2分毎に子供の行方不明事件が発生している

すごい:
①実行力:コインを実際に作ったこと。 
②接点を創出:ユーロ圏の通貨・お金という誰もが使うものをコンタクトポイントにしたこと。(お金が接点になる!)
 
 

言わせる対象を変えてみる

本当は昨日の夜に投稿したかったもの😓
言わせる対象を変えてみる、と言うことで、②件めも。
 

★誰かに語らせると、言えることもある。

 
 
例)ジョージアの「宇宙人ジョーンズ」シリーズ
 
「この惑星の○○は〜○○である」
 
投影をどんな対象にするのか?と言うところは、
子供大統領のような「子供」をフックとしたものもあれば、
ジョーンズのように人間ではあるけど「宇宙人(怪奇物)」をフックとすることもあるのか。と。
子供なら、愛らしさが生まれ、
宇宙人なら、この世の中を達観できるような、目線を広げさせる不思議な効果が生まれるのかな、と思った。
(浅めでごめんなさい。。)
 
 
★目線を変えてみる。(と、愛されることもある。)
 
例①)「家でやろう。」(東京メトロ
 
 
同じマナー広告でも、対比なるものが、東急電鉄の「都会の女はみんなキレイだ。 でも時々、『みっともない』。」
 
どちらのCRも話題になったけど、前者の方が、怒られている感じがしないし、妙に納得してしまうと。
対して後者の方は言葉が強いし、本気で蔑まれている感じがある。人によってはバズったけど、「好きじゃない」という感情を残してしまう。
 
 
例②)きよらのお布団をかけてください。(ブランド卵「きよら」)
 
恥ずかしながら、初めて見たときこれがどうしてこんなにも評価されるのか、よくわかっていなかった。
けど
 
・「卵を買ってください」とありがちな生産者が言うのではなく、「きよらのお布団をかけてください」とくまちゃんチキンライス(子供の可愛い声で)に言わせる
・(卵とじを作ってそれを「お布団」と言う)
・最後に「怖さ」を作る(くまちゃんのお腹からぶすっとフォークを刺され、食べられる直前のシーンを入れる)
 
 
 
デジタル時代、こうやって広がっていくんだな、と思った事例もおまけに。
 

curazy.com

 

 

試して見たくなるような「シェアの仕掛け」を作るのも、この施策のすごいところなのだな!と思った。

 

 

以上ですm(__)m

 

事例メモ(面倒をなくして人を動かす事例)

1日1例だけでも・・

最近(といっても1ヶ月前くらい)気になった事例です。知っているだろうが、メモ。

 

事例:スマボ

企業:VOLVO(自動車)

http://www.volvocars.com/jp/buy/sales/finance/smavo

→スマートにボルボに乗れるおまとめ定額プラン

 

課題:

・リースの仕組みがとても複雑。(説明する店員も大変、理解するお客さん側も大変)

・車検やら保険やら毎度払わなければならない発生するお金がある

 

すごい:

・不定期に発生するお金の支払いを定期的なものにした。(ひとを楽にした)

・「リース」という難しい・人に一気に障壁を与える言葉をあえてつかわなかったこと

 

 

輸入車が、国産車と同じくらいの価格で手に入れられることを表し、輸入車へのハードルも下げたらしい。

ブランドイメージ的にはどうなのだろう?と思ったけど、

かつてのVW(ご機嫌ワーゲン)のように、手に取りやすい輸入車のブランドを目指しているのかな?

 

定額制が自動車で!っというところと、

CMで「スマホじゃありません、スマボです」というコピーにふと妙に印象に残ったのでここにメモ残します。

【事例】まぎゃくの方向に「何か」をずらす

飛んだアイディアは当たり前の否定を含んでいる。

(もう見慣れたけど)ソフトバンクのお父さんが人間ではなく犬など

なじみのあるものや自分の知っているものがいつもと違う、でも

ただ違うだけじゃなくて、まぎゃくだと人の注意をひく

 

ということで製品・サービスの対象年齢や、見た目、などなど

いろんなものをまぎゃくの方向にずらした事例シリーズ

(思えばトランプ氏も連日話題になってるけど、それも大統領なら普通はやらないエクストリームな態度だからですね。話題になるにはま逆の方向に、エクストリーム転換)

 

 

(1)ハッピーセットは子供だけのものじゃない

・クライアント:バーガーキング

・目的:セットメニューの販売促進

・アイディア:「大人向けの」セットを作る

・否定した当たり前:(お子様)セットは子供向けのものだ

・概要:バーガーキングがバレンタインに実施した「大人のおもちゃ」入りの

セットミール。おしゃれな文房具やガジェットが入った、ただの大人むけ、ではない。

大人向けのおもちゃ(アイマスクとか頭皮のつぼ押しとか笑)、思わずつっこみたくなる振り切ったセットおもちゃ、なのも大事なポイント。馬鹿らしくても、まずは当たり前から振り切ること、、、メモメモ

irorio.jp

・いいなポイント:子供向けの製品として世に存在するものの否定

・行動原理:口実があると人が動く(実は美味しそう、、、と思っていても子供向けだから買えなかった人に向けて口実を与える)

 

(2)見た目の色は違うのに、味は同じ

・クライアント:ドイツのビール会社

・目的:トランプ氏の入国禁止令に対する批判

・アイディア:違う色なのに同じ味のコーラをつくろう

・いいなポイント:飲み物を人に見立てたところ(果物でも出来るのかな?と思ったけど、味が変わりますもんね。飲み物だから出来る表現)

・行動原理:ファッションで人は動く(飲み物を買うだけで人種差別反対に気軽に賛同できる、透明のコーラとか色が薄いコーラって珍しいから写真に取りたい。今日はどの色にしようかなーってなる)

 

adgang.jp

 

(3)将棋の駒から漢字を無くす

・目的:初心者にも将棋を楽しんで貰う 

・課題:漢字が難しいから倦厭されがち

・アイディア:漢字をとっちゃおう!

・概要:将棋、といえば漢字のついた駒。でも実はこの漢字が将棋の普及をとめているのでは。ということで、漢字をとってその駒の動き方をあらわしたイラストに置き換えている

・いいなポイント:将棋、のアイデンティティとなる漢字の否定

・行動原理:人は複雑なものは嫌いだが、それがなくなるとハードルが低くなる??

(もう少し考察)

 

mainichi.jp

superbowl 2017気になったAD 4作品

今年のスーパーボウルのcm、人種ものが多かった(えあびー、バドワイザーなど)のはトランプの移民政策のせいかしら(´-`).。oO

(コンペお題にも何かくるかな?)

 

ということで、学ぶものがあるなと思ったsuperbowlのアドシリーズ

 

●共感をうまくいかしてる2作品

【フォードcm】

スキーのリフトに乗ってる時にリフトが止まったり、Tシャツ脱ぎたいのにこんがらがったり、かなりながーーーい渋滞に捕まったり、人生色んなstuckするピンチが出てくる(そして共感できる体験があったりするので、見てるこちらまでイライラ?する)

フォードの車であれば、そんなこともなくなるよ、というcm

http://www.adforum.com/creative-work/best-of/12420/best-super-bowl-ads-of-2017/play#34540931

 

ドメインサービスの会社?】

自分のサイトを作ろうとするデザイナーの男性。ドメイン名は、自分の名前.comにしよう!と思い検索してみたら、まさかの他に使ってる人が、、、(しかもかなりいけてない、釣り関連のサイト)

悔しい思いをした男性は、ドメイン名を譲るよう、そのサイト運営者に連絡を何とか取ろうとするというcm

(取られる前に、早く取ろうねドメイン名。がラストのメッセージ)

→サイトでIDとかパス登録しようとしてる時に、『すでにお扱いの方がいます』って出るとすごくイラっとする、同じ感覚だなと共感

(自分が普段から使ってるから、他人は使わないだろうという勝手な占有意識があるよなぁ)

http://www.adforum.com/creative-work/best-of/12420/best-super-bowl-ads-of-2017/play#34540743

 

●飛んだアイディア

【ビールbuschのcm】

山で男性がbuschの缶をあけると、プシューという炭酸が抜ける音の代わりにbuschhhhhhhと音がする(しかもずっっっっと止まらない)

→すぐに止まるプシューって音と対比して、それがずーーーーーっとつづく面白さ

→飛んだアイディアは、何かを極端に長くしたり、大きくしたり、小さくしたり(Hの肩で言うサイズを変えると人は動く)

http://www.justjared.com/2017/02/05/busch-bee-super-bowl-commercial-2017-crisp-cold-buschhhhh-taste/

 

アインシュタインバイオリンで奏でるレディガガ(ナショジオのcm)】

キャッチーさがすごい。

アインシュタインバイオリンでレディガガて!!!ってなる

アインシュタインがただバイオリンでクラシックを演奏、じゃこのインパクトはない。

 

レディガガ(今年のハーフタイムショーパフォーマー)と結びつけることで注目を集めるっていうのもあるのだろうけど、アインシュタインとレディガガ、っていう意外性がすごい。

→新しい(現代的なもの)ものと、古い(歴史のある)ものをつなげると、アイディアが飛ぶ(Hの型でいう、対比があると、人は動く?)

http://ew.com/tv/2017/2/03/einstein-lady-gaga-natgeo-super-bowl-ad/amp/