施策メモ 靴が切符になる

殴りメモ(前に投稿してくれてたかも?)

◼️BVG x adidas – The ticket-shoe
http://www.campaignbrief.com/2018/04/grace-dawsons-adc-pick-of-the.html


アイディア:靴が電車のチケットになる(地下鉄年間チケット付き)

文脈: 500足限定
ベルリン地下鉄90周年を記念して作られた
電車の柄
ベルリン地下鉄の座席カバーと同じ模様

ベルリン生まれのアディダスだからこそやる意義がある

 

*「信用改札」の制度だから成り立った

 

 
*馬鹿馬鹿しい、と批判もあったそうで、賛否両論のcontrovertialな施策だった。
 

・応用例
課題、その周辺の事象(チケットは紙である。)の前提を疑う

類似事例:PAYTM(INDIA)
http://www.adfest.com/winners2018_showcase.php?category=12

お釣りはあめちゃんである
(元々ブラジルなどでは一般的らしい)

【事例】女性にも男性と同じ権利を与える

international womens dayに際して結構な数の企業が色んな広告を打っていたようですが、男性がモチーフのものや、男性が取り上げられているものを女性に置き換える、というのが手法の1つとしてあるなと思いシェア

 

共通するのは

目的:女性にも男性と同じ権利を与える

課題:気付かないところにmen-dominatedな世界が出来ている

イデア:男性が象徴になっているものを女性に置き換える

 

●JANE WALKER

 ウィスキーで有名なジョニーウォーカーの女性版、ジェーンウォーカー発売

https://adgang.jp/2018/03/157805.html

 

●Claudia Sanders

ケンタッキーおじさん、じゃなくてケンタッキーおばさん

http://www.thedrum.com/creative-works/project/ipg-mediabrands-kfc-claudia-sanders

 

そいえばいつかのやんgu canぬでとある方が出していたアイデア

カードにスリーブをつける的なやつでしたよね。。

 

 

進化系・ふだん見えにくい賃金の差の「見える化」

最近なぜか、事例を見ててもハッとしなくなってしまったのですが、
久しぶりに面白いと思ったのでメモ。
 

https://www.globalcitizen.org/en/content/maclean-magazine-canada-gender-wage-gap/

 
テーマ:男女不平等(賃金格差)
課題:今なお不平等な実態を残っている(のを実感させるのがゴール)
 
shocking 26 per cent pay equity gap between men and women that still exists in Canada
を男女別々の値段で表す施策。
 
アイディア:本の値段に格差をつける。
→中身が全く同じ本を、表紙を変え、男女別々の値段で売る
*キモ:でも、どちらを買ってもいい。(高い方を買ったら差額がチャリティになる)
 
ー26%高い男性の方を買うと、チャリティになっているのがミソだし面白い。
男でも女でも、どちらを買ってもいい。ってところの文脈がうまい。変わらないよ、を伝えている)
ーこれまで男女格差の実態を数字で表すのは、女の人側の数字でショックづけたものばかりだったけど、(以下事例)それだけで終わらせないで、みんな一緒なんだよ、というメッセージ付をしているのがすごくうまいと思った。
 
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これまでの事例:
その鍵となるアイデアは、「男性割増」アイデア
ソーセージ販売カー
「女性よりも10%高い賃金をもらっている男性に、10%高いお金を払わせよう」
 
 
賃金格差まとめ
ANZ「Pocket Money-Equal Future」など
女の子ががっかりするシーンを作る
 

【事例】何で例えて、使えるか

事例:Whopper Neutrality

www.youtube.com

 

課題:ネット中立性問題の理解浸透

インサイト:重要なことだとは知っているけど、実際何かわからないでいる(≒自分ごと化していない)

手法:ワッパーで例える

 

メモ:何で伝えるか?を身近なハンバーガーを用いたという「伝え方」がクリエイティビティある。社会事象をうまく使ったプロモーション事例・・・でした。

 

身近なもので例える、という手法の思考自体は乳がんセルフチェックの啓蒙を目的とした「#ManBoobs4Boobs」に似ているかなと。

 

バーガーキングは、日本の日清みたいだなぁ。

(常に世の中の事象を踏まえた面白い取り組みをして、ブランドとして価値向上させているという意味で)

 

 

体系立てて記事を書きたいと思いながら、まずはブログにアウトプットする習慣から身につけよう作戦でした、おやすみなさい

【雑多】テーマ整理

YC、想定テーマ(お題)は以下のようにわけられるかも?

 

①やってはダメとわかっているけど、やってしまうパターン

関連テーマ:

児童買春(ポルノ)、薬物使用、飲酒運転、育児放棄、飼育放棄(殺処分)、食料廃棄、人種差別

 

②やるべきこと(やるといい)とはわかってるけど、やれていないパターン

関連テーマ:

献血、募金、弱者(難民)支援、男女平等、環境保護(水などの資源・自然)、障がい者理解

 

③自分から遠すぎて、やらないパターン

関連テーマ:

人身売買、教育機会支援、気候変動防止、絶滅危惧種保護、貧困支援、飢餓支援、衛生環境の提供(食料や安全な水の提供)

 

④その他(対象によって異なる)

DV、子供のいじめ

 

事象の捉え方、着眼点、戦略の策定、気付かせ方(CR)に①~③それぞれで傾向があるのか…

少なくとも行動阻害要因は何かそれぞれで共通項があるのだろうか…

 

まだ調べられていませんが、ひとまず上記のようにわけられるなーと思いメモ。

SDGSのテーマもそうだけど、問題は複合的…)

【企画】私のことを「感じて」ほしい

良い企画書を研究しての気づきメモ。

 
「良い」の定義は様々ですが、今回見たもので発見した良い「企画書」と良い「企画」の法則を記します。
 
■良い「企画書」には、背骨となる言葉がある。
 
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<事例>
トヨタ ノア(JOB:ノアのフルモデルチェンジコミュニケーション)
 
Yahoo! 防災広告(JOB:防災が起こったらYJを見てもらえるマインド形成)
 
X(社外秘企画書)
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これらの企画書を分析している中で
①「休もう。」
②「想像する防災」
X 「Social」
 
と必ず言葉がたてられていた。
 
言葉を立てるメリットはこれらかなと。
・企画の方向性が決まる(チーム内でぶれない)
・提案相手の頭に残りやすい
・提案相手に伝わりやすい(simple&bold)
 
ではどのタイミングで言葉が立てられてるのか?ケースバイケースだけど、「感じる」ことにポイントがありそう。(決してはじめではない) ※ここから、よい「企画」の話になっている
 
②の防災広告にフォーカス。これは、アウトプットづくりのために銀座のソニービルに行って「感じた」ときだと推測。(ブレーンP42より)
 
この企画にあたっての橋田さんの頭の中は、長文ですが~
・災害起こったらYJみたくなるマインド形成ね~→そのYJの強いファクトってPUSH通知だよな→あれでもこれCM、オンライン出稿でそれを伝えてるじゃん→じゃあなんだろ→災害かー→防災…世の中的に、依然と比べて防災意識が薄まってるし、3.11の時の記憶が風化してないかな→なんでかな→もう7年たってる→それに実体験がないからだ!→体感がないから、記憶に残ってない、風化してしまってるんだ→じゃあ3.11当時と近い体験を日常の中でしてもらえないかな!(メディアのことを考えても3.11は何かしらの関連ニュース毎年やってるしやらないといけないけどだんだんネタ切れしているのが現状だ)(昨年熊本大地震あったから3.11のニュース報道が減る可能性あるぞ)(そんな中YJとして3月にこの取り組みをすることは、社会的にも意味があるぞ。不利な環境を覆す施策として機能するかもしれない。)
→どのシーンを使おうか…日常の中…→木村さん!→銀座のソニービル!(ジーンズの施策話題になってたよな)→行ってみよう→(実際に見て)!→想像する防災だ。

…企画書やインタビューを読む限り、こんな方向性だったとこれまた推測。

糸井重里SANのコラムを読んだとき「人は『感じて』→思って→考えて→行動する」生き物なんだ、という一文がとても印象に残っていて、
まさに橋田さんが実践されてるな~と思った。感じさせないと生活者のマインドは変わらないし、行動もしないと。
思えば、よくそのクライアントの担当になったら商品やサービスを買え!と言われるけどその意味が分かった気がする。

※コラムみっけ!!! 

伝える仕事。- ほぼ日刊イトイ新聞

②の企画書を見ていて、世の中を俯瞰する力はもちろんのこと、
言葉を整理する力もすごいし、一番の強みであるプッシュ通知のファクトを使わなかったこともすごいと感じました。。(施策の機能を明確に整理された)

 

世の中を俯瞰する力、に関連して。

 
■良い「企画」には、世の中の見立てに新しさやすばらしさがある
 
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<事例>
ゴディバ 「日本は、義理チョコをやめよう」
(JOB:バレンタインデーにゴディバを選んでもらうコミュニケーション? ※推測)
 
POLA 「この国は、女性にとって発展途上国だ」NA:「この国には、幻の女性が住んでいる。世間が、そして私自身がつくった幻想…」
(JOB:人材採用コミュニケーション)
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③④を手掛けた「もり」の原田さんは企画するとき、
こういうテーマを世の中の人がどう見るかの視点があって、そこに商品があると人はどう感じるか。これをベースに組み立てる。
のだそうです。
 
③は「チョコ」じゃなくて今の世の中のバレンタイン情勢をふまえることに出発点
④は「採用」「働く」「コスメ」じゃなくて今の世の中の女性の生き方/生きづらさをふまえることに出発点
が置かれている。
 
 
この俯瞰する力というか、世の中を傍観する力、まさにPR発想。
 
大事な要素をまとめると…
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■良い「企画書」には、背骨となる言葉がある。
それを見つける出発点は世の中の空気を「感じる」こと。
背骨となる言葉を見つけたら、前後の文脈を整えて、提案(唐突感はないか?結論を出すのはこのタイミングでいいのか?など)
 
■良い「企画」には、世の中の見立てに新しさやすばらしさがある
いきなり商品やサービスのことから考えない。まず、その周辺にある世の中の事象を生活者はどう見ているのか、を考える。(=PR発想)
(拡げ方が前言ってた、家族→家紋の発想方法に似てるね)
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以上です。
優秀プランナーの企画書、企画だけでなく言葉の整理も本当に秀逸。
それができるようになるためにも具体事象~抽象事象のいききや事象の関係性把握・整理をブログでアウトプットしながら訓練しようと、このブログを書きながら反省しました
 
ブログさぼり反省