賞味期限切れの食材を泣く泣くゴミ袋にいれる私が求める、食料廃棄問題解決策事例

やっほー今回は、食糧廃棄問題解決のヒントとなる取り組み事例を調べました。

・気付けば消費せずに捨ててしまう買い手側と、
・売り切れずに捨ててしまう 売り手側

をターゲットとした取組みにわけることができ、今回調べた事例は、

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【買い手側へのアプローチ】確認の機会提供

【売り手側へのアプローチ】制限の機会提供

【共通アプローチ】              まとめ買い防止の機会提供===================================

こんな機会を提供できているな~と思いました。

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以下にて、それぞれの事例を紹介します。

 【買い手側へのアプローチ】


◆冷蔵庫の中身を管理する「FamilyHub」(IoT時代のスマート冷蔵庫)
http://www.samsung.com/us/explore/family-hub-refrigerator/

機能:Samsungの商品。冷蔵庫内にあるカメラを通じた、残りの食材チェック(買い物中)
   冷蔵庫上のタッチボタンを通じた、食材の補充(うっかり買い忘れ)

面白いと思ったところ:
・食材を保管するという冷蔵庫が持つ従来の価値が、食材を管理できるという価値(無駄なものを買わない、うっかり買い損ねを防ぐ)へと価値転換しているところ。
・この冷蔵庫を起点に、生活行動になるところ。冷蔵庫が家事のパートナーとなっていくことで次第にサムスンという企業のブランド価値も上がっていくのだろうなと思った
(家事の負担や家計を救ってくれるサムスン、ありがとう、サムスン※人間の欲求:楽したい

CF.食材補充に関しては、仕組みがアマゾンダッシュに似ていると思いました。

(※日用品をワンプッシュで補充できるハード)


このスマート冷蔵庫、
・「見たくても見られないものが見られる」というメリットを消費者は享受するわけですが…
このメリットを応用すると
外出中の家の中(これはもうあるよねいろいろ)
夫が昼食べたメニュー
(監視されるもやもやはあるかもしれないけどwそれによって、妻が夕食を作る時に便利)
とか、いろいろ発想の転換ができるよな~と思いました。


②賞味期限ギリギリの商品を売る、「Xpresso Café」(1ドル未満均一カフェ)
www.xpressocafe.co.za

機能:
南アフリカにある「Xpresso Café」では、全ての商品(コーヒーやサンドイッチなど)を1ドル未満で販売 ※持ち帰り専門


面白いと思ったところ:
・制限の機会提供(その日のうちに、近日中に食べなければ無駄にしてしまう)
⇒不要なものを買わないことにつながっている。
・所得差が関係ない、コーヒーショップ体験の平等な機会提供

・市場の新たなプレイヤーとして、成熟&飽和市場に衝撃を与えている点
サプライヤーの募集(WEBサイト上で)

日本の食糧廃棄問題は流通側の課題が大きいと何かの本で読んだけど、
この事例はまさに流通の方の行動を変える取り組みだと思いました!近くにあったら毎日通うだろうな。

どちらの事例をとっても、
「まとめ買いは食費の節約につながる」という誤った認識&行動を変えることができているな~と。(実は損 cf.人は得をするよりも損をしたくない、行動経済学より)

食糧廃棄問題…ああ、自分の行動を変えたい笑涙