【事例】今すぐ使わないものを有効活用

今すぐ使えない・使わないもの(ためがちなモノ)ってアイディアの元になるのでは!と思った事例2つ

 

【共通する行動原理】

今すぐ使わないものが、今すぐ使えるものに変わると嬉しい

→目先の利益を人は選びがち

→使いたいのに使えない、博報堂の本でいう、行動チャンス!

 

 

【使わなきゃと思うが使う機会が

なかなかないor捨てられないもの】

→クーポン、ポイントカード、小銭

キャンペーン応募シール、応募ハガキ、

ポケットティッシュ、ショップ袋、

旅行先で最終日に余った小銭

 

(1)少量のマイルを行き先不明のプチ旅行券に

▼課題→しょっちゅう旅行する人以外にとって、マイルってためても少量じゃ使えない

 

▼目的→そんな人たちにもマイルを使ってもらおう

 

▼アイディア→マイルをワクワク感のあるプチ旅行に

 

▼概要→少量のマイルでは海外や沖縄は行けないけど大阪とかなら行ける。じゃあ持ってるマイルを近場までの航空券に変えればいいじゃん!というサービス

 

でも、ただ変えるのではなく、行き先は選べない。そうすることで、マイルを変える人にはワクワク感が得られる

(あと多分席の状況に応じて行き先を手配できるから航空会社的事情もある気がする)

 

▼いいなポイント

→マイルの使い方に困ってる人達は多い

→旅行は必ず行き先を自分たちで決めてチケットをとるけど、順序が逆転してるとこ(旅行の常識を覆した)

 

http://weekly.ascii.jp/elem/000/000/388/388435/

 

(2)いらないクーポンをドミノピザのクーポンに

▼(生活者側の)課題→クーポンっていつか使うと思ってためがち(なのに次に使う機会がすぐ来ないからその存在を忘れる)

 

▼アイディア→他の会社のクーポンも、ドミノピザのクーポンにしちゃお

 

▼概要→課題とアイディアにまとめられた通り、シンプルな施策。

 

▼いいなポイント

→私もとてもクーポンためがちなので、この施策は嬉しいし、使いたいのに使えない行動チャンスを利用してる

 

https://www.google.co.jp/amp/withnews.jp/amp/article/f0161207003qq000000000000000W00o10101qq000014397A?client=safari

 

 

童話からよみとく、グローバルインサイト

 

 

 

昔話を起点に、グローバルインサイトと、ストーリーから得られるプランニングヒントを探してみました。

 

昔話は、グリム童話を起点に。

グリム兄弟がドイツ各地の民話を集めて再編した童話集~子供向けと思いきや、実は人間心理をついた大人向けともいえる現実的な物語。

第二外国語がドイツ語だったから印象に残っていて、グリム童話にしました。前にトリビアの泉でもネタになっていたね…!

記事はまるごと、WEBで見つけた素晴らしいサイト(https://mamanoko.jp/articles/17601)を参照させていただきました…!

 

 

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<とりあげる物語>

①シンデレラ

②白雪姫

③眠れる森の美女

ヘンゼルとグレーテル

赤ずきん

 

一寸法師 ※日本の童話!番外編笑

 

⇒各物語の【あらすじ】【この物語が伝えたいこと】

そしてアイディエーション用に

【物語から見える人間心理やキーワード】をあげます。

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①シンデレラ

【あらすじ】

・主人公はとても美しくてやさしい娘(母親を早くして亡くす、父親は再婚)

・再婚相手の親族にいじめられ、『灰をかぶっている』と言う意味のシンデレラと名付けられる。

・お城の王子様のお嫁さん選びの舞踏会が開かれる。

・シンデレラは、ボロボロの服を着ていたが、突然妖精のおばあさんが現れ、魔法の杖で身近なものを変身してくれる。

(畑のカボチャが黄金の馬車に、ネズミが場所をひく白馬に。トカゲは、お供の人に。みずぼらしい服は、純白の美しいドレスに。

・魔法は十二時までしか続かない⇒ガラスの靴の片足を落として、急いで帰る

・シンデレラを見つけ出した王子さまはそのまま結婚して、いつまでも幸せに暮らしました。

 

【この物語が伝えたいこと】

・悪巧みをして嘘を重ね悪事を働く善良でない人間は、いずれ必ず罰を受け悲惨な目に合う(継母たち)

 

【物語から見える人間心理やキーワード】

・魔法は十二時までしか続かない(終わりの時間、締切)

・魔法の杖で身近なものが豪華なものになる

・身近なものの「変身」

 

②白雪姫

 

【あらすじ】

ある城に白雪姫という美しい姫と、継母の恐ろしい魔女が住んでいました。

ある時魔女が「鏡よ鏡、この世で一番美しいのは誰?」と聞くと、鏡は白雪姫と答えます。

怒りに狂った魔女は、狩人に白雪姫を殺して心臓を持ち帰るように命令します。

しかし狩人は白雪姫を逃がして豚の心臓を持ち帰ります。七人の小人が住む小屋に逃げたものの、

魔女にばれてしまい毒リンゴを食べさせられ死んでしまう白雪姫。通りかかった王子がキスをして生き返り、二人は幸せに暮らしました。

 

【この物語が伝えたいこと】

嫉妬や憎悪が人をあり得ない行動に駆り立てるという事

実母が自らの娘に嫉妬し、人食いや人殺しをするというタブーを犯すという所に人間心理が描かれています。娘の幸せを喜べないどころか若さに嫉妬する、

※魔女は、継母ではなく、実母であった。

 

【物語から見える人間心理やキーワード】

・人間の嫉妬

・実母の娘に対する憧れ、背負う期待感(物語と関係ないかも?母親は、娘に自分がかなえられなかったことをかなえさせてあげたいと思う)

・若さは正義

・毒リンゴ

・鏡に問いかける(鏡に向かって何か問いかけるとかカフェでずっと自分の顔見つめる人っているよね。)

⇒鏡は自分を正当化してくれる、肯定してくれるツールみたいな。

 

③眠れる森の美女

 

【あらすじ】

あるところに子供が欲しい国王夫妻がおり、ようやく女の子を授かります。

宴の席に12人の魔法使いが呼ばれます。呼ばれなかった13人目の魔法使いが怒り「王女は錘が刺さって死ぬ」という呪いをかけますが、

12人目の魔法使いによって「錘が刺さっても100年の眠りにつくだけ」と修正されます。

順調に育った姫は15歳の時に錘が刺さり、呪い通り100年の眠りにつきます。

100年後、眠り姫の噂を聞いた隣国の王子が訪れて二人は出会い、その日のうちに結婚して幸せになりました。

 

【この物語が伝えたいこと】

無抵抗な女性を襲う卑劣な人がいる(人=王子様らしいw)

CR型では使えるか?参考までに。笑

 

【物語から見える人間心理やキーワード】

・子供が欲しい(子供に恵まれる喜び)

・(自分だけ)誘われない悲しさ、怒り

・予言

100年後

 

ヘンゼルとグレーテル

【あらすじ】

食料危機が理由の口減らしのため、継母によって森の中へ捨てられた兄妹ヘンゼルとグレーテル

二人は森をさまよい、お菓子の家にたどり着きます。

恐怖と疲労で疲れて空腹だった為、たまらずお菓子の家を食べ始めます。

その家は魔女の罠であり、ヘンゼルを閉じ込めグレーテルを小間使いにしてしまいます。

しかし、隙をついて魔女をかまどに突き飛ばして焼き殺し、魔女の宝石を落ち帰り幸せに暮らしました。

 

【この物語が伝えたいこと】

・どんなに疲れて弱っていても甘い誘惑に乗ってはいけない。

・上手い話には必ず裏がある。そして、子供自ら魔女を倒す点から、困難を乗り越えると同時に、母親の勝手な思い通りにはならないという強い気持ちが見てとれます。

 

【物語から見える人間心理やキーワード】

・貧しさは人を変える(親が、自分の子供すら捨ててしまう行動にでてしまう)

・食糧危機

・お菓子でできた家(~な家)

 

赤ずきん

【あらすじ】

赤ずきんをかぶった女の子が、森の中のおばあさんの家へお見舞いに行きます。

しかし、道中で狼に騙されて寄り道をしてしまい、その間に狼はおばあさんを食べてしまいます。

何も知らない赤ずきんも、お見舞いに行き狼に食べられてしまいます。

満足して寝てしまう狼。そこへ通りがかった狩人がお腹を割いて二人を助け出し、

代わりに石を詰め込みます。目を覚ました狼は、水を飲もうと池に近づきバランスを崩して落ちて沈んでしまいました。

 

【この物語が伝えたいこと】

■言いつけを守らなければ大変な事になる

赤ずきんはお見舞いに行く際に「寄り道をしてはいけないよ」と言われていたのです。

特に赤ずきんにおいては、若く美しい女性の象徴であり、狼は男性を意味すると言われます。

若い女性は貞操を守り慎みなさい、さもないと狼のような男に襲われてしまうよ、というメッセージが込められているのではないでしょうか

 

【物語から見える人間心理やキーワード】

・子供は寄り道をしたくなる

・お見舞い--初めてのおつかい(子供はよりみちして予期せぬ行動をとるから面白い)

・男はオオカミなのよー気をつけなさい―オオカミが牙をむくーそういうものよー(キャンディーズ

・やさしいはなしには裏があるよ

 

 

<番外編~日本昔話> ※グローバルインサイトになるかは微妙

 

一寸法師←「お伽草紙」の中の話の一つ。

 

【あらすじ】

子供のない老夫婦が子供を恵んでくださるよう住吉の神に祈ると、老婆に子供ができた。

しかし、産まれた子供は身長が一寸(現代のメートル法3cm)しかなく、何年たっても大きくなることはなかった。子供は一寸法師と名づけられた。

ある日、一寸法師は武士になるために京へ行きたいと言い、御椀を船に、箸を櫂にし、針を刀の代わりに、麦藁を鞘の代わりに持って旅に出た。

京で大きな立派な家を見つけ、そこで働かせてもらうことにした。その家の娘と宮参りの旅をしている時、鬼が娘をさらいに来た。

一寸法師が娘を守ろうとすると、鬼は一寸法師を飲み込んだ。一寸法師は鬼の腹の中を針で刺すと、鬼は痛いから止めてくれと降参し、一寸法師を吐き出すと山へ逃げてしまった。

一寸法師は、鬼が落としていった打出の小槌を振って自分の体を大きくし、身長は六尺(メートル法182cm)になり、娘と結婚した。

ご飯と、金銀財宝も打ち出して、末代まで栄えたという。

 

【この物語が伝えたいこと】

・親の勝手な解釈でこの子はかわいそうな子なんだなんとか思う必要はない。

・親の役目は、その子が持って生まれてきたのものをありのままを受け止めること。その子のサイズに合わせたものをあてがってあげることなのではないか。

(ちっちゃいながらに、誇りと勇気を持って自分サイズにあった武器を持ち大きな相手にも恐れず、果敢に立ち向かう。)

 

・言い伝え

昔、神が小さな形で人間世界にあらわれて、幸福や財産をもたらすという信仰がありました。

そこからうまれたのが、背丈がわずか一寸という「一寸法師」の話。小さな体にかかわらず、大きな夢と勇気をもった一寸法師は、

京の都で乱暴者の鬼を退治し、美しい姫を妻にし、田舎から両親を迎えて幸せに暮らすという一種の出世物語でもあります。

どんな願いもかなえてくれる打出の小づちは、庶民のひそかなる願いの象徴といえましょう。

 

【物語から見える人間心理やキーワード】

・子供がちょうちっちゃい(一寸法師

・出世することは昔から憧れ

 

 

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本日はここまでーー

 

<ちなみに>

「昔話」をいかしたコミュニケーションは、

 

・銀座カラーの「全身で、恋をしよう」

http://ad.ginza-calla.jp/story/

 

だったり、

 

Z会の「正直村とうそつき村」

https://www.youtube.com/watch?v=FWw1Ow90ToA

 

だったり、ちょっと考えるだけでもいろいろあるね~

 

想定外のストーリーになるからこそ、人ははっとして、気になるのかも。

 

良いお年を~(年内にもう数本かけたらいいな・・・)

 

 

【behavioral economics①】相対性の法則

勉強を目的にしてという意味では、初めて行動経済学の本をいろいろ手に取ってみたけどだめだ、土日に2冊くらい本を読んだくらいでは応用できる知見が得られないと焦りました(..)基礎を学ぶことに精一杯(..)
 
とりいそぎ、第一回メモします。↓↓
 
①相対性の法則…「大半の人は、自分の求めているものが何かわからずにいて、状況と絡めてみたときにはじめてわかる。」
 
例1:
経済メディアの購読の仕方を悩んでいるとき、
A 印刷版 59US
B WEB版   125US
C 印刷+WEB版 125US
 
とあると、みなCを選ぶ。
 
例2:
値の張るメイン料理をメニューに載せると、レストラン全体の収入があがる。
 
例3:
松竹梅の値段をつけると、たいていのひとは竹を選ぶ。
(ジュースの L  M S もそうかな。スターバックスなんてそういえばショートのってなくて、 M L グランデ みたいなメニュー表示だったね?たしか)
 
例4:
自転車を何買おうか悩んでるとき、ツールドフランスのモデルを見てはじめて決める
 
 
など。
 
<自分事化すると>
・時計をプレゼントするとなったとき、相場も何もわからないから、身近な先輩がつけている時計を聞く。雑誌を開く(ふつうはお手頃なものもあるはずなのに、高価な時計を見て驚きながら、それよりワンランク下くらいのものをえらぶ)
・結婚式のドレスを何か買わなければとなったとき、お店にいくと超高い
ユニクロのカシミヤ。びっくりするほどお手頃だけど、靴下や下着など、利益率の高い商品をついで買いする人の多さ。
エストネーションはこの戦略うまく利用してたりするのかな?と思った。六本木にふらっとたちより、服の価格にはびっくりするけど、化粧品や小物の棚は意外と手頃なものもなかにはあるから買う、など)
→「おとり戦略」みたいな?
 
<今後のための応用>
・何か「初めての行動」をするときにこの法則ってききやすいんじゃないかなと思った。
・Plan A PlanB PlanCみたいに、選択しを作ってあげると誘導させやすいのかも?
(A:100万円のウェディングドレス B:5万円のウェディングドレス C:3000円のウェディングドレス)
→さらに、お金かけなければ!って対象物を松竹梅にすると、Aの額にいかないまで、Bはもう少し上げても人は選びそうだと思いました)
 
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だめだ、忙しくて時間がない(←これ、実際暇な人でも自分より多忙な人でもみんないうよね笑)
ので他の法則また今度記します!

【事例】パーソナライズの法則

自分との関係が薄いものに、注目をしてもらう手段の一つがパーソナライズ(何かを個々人向けにカスタマイズすること)

 

と言うことで、パーソナライズをうまく生かした事例!

博報堂のやつでいうと、限定されると人は動く、名前をつけると人は動く、口実があると人は動く、ですね。

 

1)DNAで設計されたビールグラス

課題→ビール離れ

目的→ビールを楽しんでもらう体験を作る

アイディア→自分だけが最高にビールを楽しめるグラス

概要→サントリー事例。DNAのデータを用いて、その人に合わせたビールグラスを作る。(例えばお酒を分解する力が弱い人はグラスの底が高いとか)

いいと思ったところ→①ビールグラス、からビールを飲む体験の一つとして捉えていて、ビールメーカーのやるべきこと、の領域を広げた。②DNAを使うのは究極のパーソナライズ

http://www.mif-design.com/blog/2016/12/09-080310.php

 

2)家庭内問題を解決する家具

課題→スウェーデンの様々な家庭内問題

目的→家具で家庭内問題を解決できると知ってもらう

アイディア→家具の名前を家庭内問題に変える

概要→IKEAの事例。スウェーデンの家庭内問題を家具の名前にする(例:思春期の子供と上手く接するには。を家具の名前に)ことで、ググったときに表示されるようにする。

いいと思ったところ→家具一つ一つでこんな問題が解決されるよ、っていうのがわかりやすい。綺麗なショールームで見た家具だけじゃなく、リアルな家庭事情を踏まえて家具を買うという新たな視点

http://adsoftheworld.com/media/digital/ikea_retail_therapy

 

3)心臓や肝臓をバンド化

課題→自分の体で調子が悪い箇所があっても、その影響が体全体にどんな影響をもたらすかわからない

アイディア→体の各パーツをバンド化

概要→それぞれの体のパーツ(バンドのパート)を選び、普段運動をするか、お酒を飲むか、などアンケートに答える。全部答えて演奏開始を押すと、バンドが演奏を開始し、その人の体の状態がその演奏具合でわかる。

いいと思ったところ→色んなパターンがあるから、私のバンドはこうだった!って他の人と共有、会話を生むことができる

 

http://www.bupa.co.uk/health-information/bodyasaban

 

 

 

【事例】対比だから目立つ

ある朝の通勤電車、「駅から5分のカナダの家」というコピーの広告に目が止まった。

なんでだろ?と考えたところ、やはり「駅から5分」なのに「カナダの家」がとても引っかかった。

(よくよく見ると、「夏は涼しく冬は暖かいカナダの家の作り方を踏襲した家づくり〜」みたいなことの書いてある住宅広告でした)

 

「駅から5分」と「カナダ」という明らかに反対側にあるものがあると、やはり目が止まる。

 

自分の知っているものが全て!と思いがちだけど、そこから少しずれたものが来ると、やはり目にとまるキャンペーンになりますね。という事例!

 

1)認知症を防ぐための本

・目的:アルツハイマー患者のためになりたい!

・課題:世の中のアルツハイマーを知らせるキャンペーンは大体その症状を「描写」しているだけ。

・アイディア:アルツハイマーの理解も促せて、且つ患者のためにもなる

 

・概要:アルツハイマーへの理解を促すだけでなく、認知症の進行をも防ぐ本。

アルツハイマーの人に本を読み続けてもらうためには、彼らのためにフィットした本をつくる。本は長ったらしくて、登場人物の説明が長くて、難しいイメージ。それを全てそぎ落とし、アルツハイマーの人向けに工夫を施した本を製作(写真を沢山使ったり、全ページにサマリーが付いてたり、章で色分けされていたり)

 

・ いいと思ったところ:自分が知っている本と、アルツハイマーの人が読める本、の対比で、その症状を理解できる。

 

http://winners.epica-awards.com/2016/winner/49-04831-OTHR/ddb-brussels/simplified-stories

 

 

2)バクテリアを育てた広告

・目的:石鹸メーカーとして、菌の繁殖を防ぎたい

・課題:身近なものには菌だらけなのに、手を洗わない人が多い

・ アイディア:菌を見える化して、モノと並べる

 

・ 概要:携帯やゲームから取れた菌を栽培し、実際にとった対象のモノ(携帯など)と一緒に真空パック的な形にして広告にする。菌は日に日に広告の中でも繁殖を広げ、携帯のまわりにうじゃうじゃーーーーと広まる

 

・ いいと思ったところ:普段見ているものにまさかそんな菌がいるとは思はないのに、並べられるとゾッとする。菌だけを見せられても何も思わないけど、自分の使ってるものと並べられると、汚いから洗おう、、、って思うきっかけになる。

 

http://creativity-online.com/work/lifebuoy-bacteriads/50131

 

対比のポイントは

・普段こうでしょ、って当たり前になっているものを、逆転させる

・ 目に見えてないものを、可視化させるだけでも対比になる

 

 

ちなみに、、、epica awardsというのが11月にあり、その結果が発表されていたので、ご参考までに〜

http://winners.epica-awards.com/2016

「分ける」ことで顧客体験を創る

今回は、「分ける」ことで新たな顧客体験を創出した事例を記します。


f:id:takedami:20161129100531j:plain

↑ 分けるのイメージ( ◜◡ ◝ )

 

①slow-track checkout lanes(フィンランド

シニアに向けたレジの列を「分ける」取り組み。
なるべくレジは早く済ませたい、並びたくない、私たちにとってはそんな思いが強く、今ではセルフレジがお店で続々普及していますが、
一方で「slow-track」のレーンを作っているのがフィンランドのとあるスーパー。

インサイト
お年寄りは人と話したい(繋がりたい)

・メモ

ただのスーパーがお年寄りのコミュニティになる事例。
買い物体験も、シニアが使いやすい設計にしないとなのだな、と思いました!
(「シニア」市場は熱いなと再実感)

補足、お年寄りが来なくなったスーパーは売り上げが激減するというデータもあるそうで、(若者はコンビニとか別のお店行くもんね)シニアはスーパーにとって大事なお客様だそうです。

・参考
①参照:http://www.trendhunter.com/trends/slow-track-checkout-lane
✳︎リンク違うかも?wそれにしても、これ5年前の取り組みなのか。。。さすがお年寄りに優しい北欧・・・

認知症の人と向き合うレーンなどもあるのだとか(アメリカ・ポーツマス

http://www.dailymail.co.uk/news/article-3958230/Supermarkets-set-special-SLOW-checkout-lanes-elderly-shoppers-want-chat-pay-goods-says-new-report.html


①に関連して課題解決の仕組みが似てる!思ったものが

女性専用車
車両を「分ける」ことで、痴漢・痴漢疑惑を防げる
http://www.tokyometro.jp/safety/attention/women/

③タートルタクシー
数あるお車を「分ける」。急いでる人が乗るタクシーですが、「タクシーにゆっくり乗る」という新しい乗り方を提案
http://turtle-taxi.tumblr.com/ (これの企画はIMJさんだっけ?)

かな〜と思いました。


そして、おまけでホテルを「分ける」
✳︎これは上記と少し違うけど、面白かったのでメモ

 



(④)子作りのための「Fertility Roomキャンペーン」
・目的 イタリアの出生率が低いことの認知
・取組
アッシシのホテルグル―プが金曜日、カップルにホテルの一室を提供
妊娠すればホテル代返金、ダメだったらまた次の宿泊部屋を無償で提供

http://www.thelocal.it/20161118/italy-hotels-offer-free-stays-to-couples-who-conceive-there

・すごいなポイント
①ホテルを子作りのためのホテルと明確にコンセプトを設定しているところ
※市に無許可だったりいろいろ問題はあるみたいですが…
②同質化しがちなホテル業界で「妊娠するためのホテル」というコンセプトで差別化を図っているところ
(そこにいつか家族で泊まりたいかというとまた違うきもするけど・・・笑)

・仕組み
機会提供!チャレンジ体験モデルと似ているな、と思いました
(例:おおもりラーメン全部食べられたら無料、とか)
無償連泊は、無料お試し体験のモデルと似ているな、と思いました
(例:シャンプー購入後満足できなかったら全額返金、とか)

→総じて、接触のチャンスを与える、というビジネスモデル〜


ほんとはシニアをターゲットとした事例をたくさん研究したかったのですが(意思表示)
「分ける」な切り口を記し、今日はここまでとしますーさて仕事〜

【事例】トイレができる機会をシェアして、衛生環境をよくするドイツの取り組み

日本では、uberやairclosetなどが話題になっているように、Owingからsharingの考え方に消費のあり方が変わっていますが、それは海外も同じ。

例えば・・・


○アメリカ 貸し家の利用率が96.5%

(⇒「HomeMe」といった家をすぐかりられる環境を作るアプリの出現)
○インド  服の貸し借り peer-to-peer fashion exchange platform
○チリ   本の貸し借りbook exchange program@kiosk
出典:www.thinkstock.com


Sharingを調べている中、でドイツの「トイレ」をシェアする、ことについての取り組みが興味深かったので記します。
日本のトイレ事情は世界的に見ても稀な、恵まれた環境なのだな…と思いますた。

 

●ドイツの「The ‘Nice Toilet’ campaign」
○問題点
ドイツの首都には公共のトイレが少ない
○取組み
レストラン・飲食店のトイレを無料開放した
(開放するか否かは店が決め、開放する施設には市から一定のお金が支払われる)
○結果
公共での排尿が減った(街の衛生力UP)
http://www.citylab.com/cityfixer/2016/11/not-enough-public-restrooms-nice-toilet-program-germany/506075/

 

●そもそもなぜ海外のトイレは有料が多いのか

鍵がかかっているのか)?

ヨーロッパは、サービスに対価を払うものということが当たり前化しているという大前提の元、

・維持費(トイレの管理人も立派な仕事)
・犯罪防止(特に個室が多い女子トイレは、中で犯罪が行われていても気づきにくいという面&ホームレスが住みつく)

が主な理由だそう。

備考:
日本ではふらっとかりることができるけど、確かに、海外は気軽に入れるトイレが少ないかも。
カフェへ行っても店員さんが忙しそうで話しかけられず諦めるとかもあるし。それが外での排泄に繋がるのか、と。

出典:http://つまりトラブル.com/column195/


Cf①. ドイツやイギリス、アメリカなどでは壁に立ちションすると、はねかえってくる取組みもあるらしい笑(ひどい経験をさせて、外での排尿をさせない)
http://concreteplayground.com/sydney/design-style/design/that-pee-repellent-paint-could-be-coming-to-the-gold-coast/

Cf②.フランスでは「ByeBye Crottoir」という、わんちゃんがしたう○ちした道を報告して見える化するアプリがあるらしい笑 ※Crottoir=dog turd (crotte) and the word for pavement (trottoir).)

 

 

ドイツって衛生先進国なイメージでしたが、トイレ事情に関しては日本はとてもロールモデルとなる場所なんだなあと。

排泄にお金を払うなんてばからしい!という人が、街を汚くしていくから、
そういう人に排泄する機会を提供する(場所の提供ともいう)ことで、

問題解決する仕組みを作っている、という取組事例でした。

 

(ああ、短時間でブログルトまとまりがない涙)